かっこいい男を学ぶためには、こういう本がおすすめ!
こんにちは、ワタシです。
今回のテーマは、かっこいい男を学ぶためにどんな本を読むと良いのか?という内容ですが… それはズバリ小説です。
一口に小説と言っても、世の中にはとんでもない数の作品があり、とんでもなくたくさんの魅力的なキャラクターがいます。今回はその中から、ワタシがおすすめする作品を一つ紹介します。
1.なぜ小説が良いのか
世の中には様々な本がありますよね。
特に自分磨きをするうえで参考になる本というのは、ファッション雑誌から自己啓発本、『悪用厳禁』とか『依存させる』とか書かれた怪しい心理学本もたくさんあります。
そして、そういった本をワタシはメッチャ見てきました。大好きなので。
しかし、とてもタメになる一方で、これらの本にも限界がありました。
それは… 人の好みがバラバラすぎることと、具体的な例がわかりずらい!
色々と補足して言いたいことはありますが、結局はこれにつきます。
容姿も性格も、そのほか人を好きになる要因については、「好まれる傾向」まではわかっても、今自分が想ってる人や、この先出会うかもしれない意中の人がその傾向にビッタシ当てはまるかはわからないのです。
であるならば、自分がかっこいいと思う人物像を目指して、そんな自分を良いと思ってくれる人が現れたら、それが最短距離なんでない?というのがワタシの考えです。
そして、そんな自分の理想像を探すのに最も手っ取り早い本が実は小説という訳です。
2.今回おすすめする作品と登場人物
前置きが長くなりましたが、今回おすすめする作品と人物はこちら!
夢枕獏 先生の小説『陰陽師(おんみょうじ)』の『安倍晴明(あべのせいめい)』です!!
はい出ました。もう名前からすでにかっこいいですね。
この陰陽師シリーズは、一作目が1988年に発行されてから現在まで続いている超人気シリーズですので、今さら説明するまでもないかもしれませんが、軽く紹介すると次の通りです。
・平安時代に実在したとされる陰陽師(どういう職業かは調べてみてね)の中でも、特に有名かつミステリアスな安倍晴明という人が主人公の作品
・平安時代の人間と鬼、そして妖(あやかし)が巻き起こす不思議で難解な事件を解決していくお話
・野村萬斎さんが主演で映画化もされている
この作品の安倍晴明を見ることで学べる「かっこいい男」のポイントは、
1.頭が切れる 2.余裕がある 3.クールに見えて実は熱い
この3つです。
まず1つ目ですが、女子は頭が良い男が大好きです。
単にたくさんの物事を知っているのに加え、何か問題が起きたときに即座に対応を探ることが出来る男性には、もうメロメロですね。
職場で先輩男子に後輩女子が懐くことがものすごく多いのも、これが原因です。
まったくけしからん。
次に2つ目ですが、女性がふらりとついて行きたくなるのは圧倒的に余裕のある男性です。
この作品の中で、安倍晴明という人の様子を表す描写として「ふうわりと座っている」とか、「白い指をそっと唇に当て、小さく呟いた」とか、「常にあるかなしかの微笑みを浮かべている」などがあります。 ……なんかエロくないですか?
そうです。内面にある自信が外にあふれ出ちゃってますって感じの、ゆったりとした男性の仕草や表情というのは、女子を安心させて蕩けさせるものなのです。
最後に3つ目です。
これまでも少し触れたように、安倍晴明という人は頭が良くて余裕たっぷり、鬼や悪霊を前にしても常に冷静に対応をできる。
そんな常人とかけ離れた才能を持ち、浮世離れした存在であるがゆえに、彼は理解者と呼べる存在がほとんどいません。
しかし、そんな彼を「おい、晴明」と親しく呼んで、一緒に酒を飲んだり事件を解決する唯一無二の親友、源博雅(みなもとのひろまさ)という人がいます。
完璧超人とも思える晴明が、博雅の前でだけは笑ったり冗談を言ったりするし、人にも妖にも素直すぎる博雅が事件に巻き込まれると、珍しく慌てふためいたりもする。
もうさぁ!そんなんさぁ!!ずりぃよ博雅ぁ!!!
って感じですよね。
これが俗に言う、ギャップにコロリンというやつです。
3.まとめ
いかがだったでしょうか。
後半はただ晴明のかっこよさに興奮してただけでしたが、情熱は伝わったと思います。
結局何が言いたいかというと、「心に刺さるフレーズ○○選」とか「異性をひきつける○○の法則」とかを読んできても成果が出なかった人は、『陰陽師』を読んで「今日から俺は安倍晴明だ」と思って生活してみると良いよってことです。
今回は「かっこいい男シリーズ」の一発目だったので、今後は他の作品(小説に限らず映画や漫画など)や「かわいい女シリーズ」も紹介していけたらと考えています。
暇つぶしにでもご覧いただければ幸いです。
また、今回紹介した『陰陽師』は、晴明がかっこいいだけでなく、お話の内容も本当におもしろいので、もしまだ読んでないという方がいたら、こちらは意地でも暇をつくって読んでみてください。
ではまた。